北米最北の町、バローを訪れました。
(バローを代表するクジラの骨のアーチ)
透き通るようにきれいな北極海には、
日の沈まない白夜の季節にも関わらず、
流氷が浮かび、その環境の違いに驚かされました。
ここには4,400人が住み、
町は未舗装の道路と、延々と続く電柱が印象的です。
厳しく長い冬があるからでしょう、町を歩く人たちは多く、
走り回る子供たちの姿をよく見かけました。
伝統が様々なところで息づいています。
町行くおばあちゃんが、博物館などで見かける
毛皮の衣装を日常的に着ていたり、
ツアーに参加するお客様の為に、
毎日子供たちが民族舞踊を披露してくれていました。
(舞う少女の後ろでは男性たちが、伝統の太鼓をデンデン叩いてました)
バローへは、チナ温泉の最寄りの町フェアバンクスから北へ800km。
さらにそこから飛行機で30分の場所にあります。
(中継地点の町にて給油。ガソリンスタンドの数は少ない)
その道路は、北極海へ続く唯一ものなのですが、
大部分が未舗装の為、穴ぼこだらけの道をひた走り、
行きかうトラックが巻き上げる小石にフロントガラスは傷つき、
泥まみれになりながら車を走らせます。
もちろん、こんなアドベンチャーな車での旅行をしなくても、
フェアバンクスやアンカレッジから飛行機で一気に行けるのですが、
上空からでは決して楽しめない深い山脈や、峠を越えた時に広がる景色、
道中にひっそりとある町、間近で見る野生動物は
実に心動かされるものでした。
(ブロックス山脈の間を抜けていく)
(ジャコウウシの群れ)
アラスカならではの車の旅ですね。
S-Life
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