デナリ国立公園の散策

 太陽の光の下で緑が輝いているのを見ると、アラスカに来て本当によかったなあと感動します。日本にいた頃はアラスカの観光といえばオーロラがメインなのかと思っていましたが、オーロラが出ない季節も大変魅力的です。


先日はデナリ国立公園に行ってきました。チナ温泉から日帰りで行くことが可能です。片道車で約4時間、大自然の中をゆっくり走った先に到着しました。
デナリ国立公園は、日本の四国よりも広い面積があります。しかしその中を通る道路は公園の入り口から中央部マッキンリー山付近まで全長約142㎞の細い一本道だけで、あとは手つかずの自然がそのまま保存されています。





サファリパークのような感覚で一般車両で突入し、自己責任で途中で降りて散策することができます。しかし、ある地点で一般車両は通行禁止になりそれ以降は公園管理局が
運行するシャトルバスと、その他の限られた車両しか通行できなくなります。その地点がシーズン中は入り口から約24㎞の場所で、そこにはサベージリバーという川が流れています。またその川のほとりには、インディアンロックという崩れかけたような岩があり、それに登るととても見晴らしがいいです。


しかし、その日はシーズンが始まる1日前だったので、サベージリバーを越えて、サンクチュアリーリバーという川のところまで行くことができました。そこでは熊を見ることができました。グリズリーベアです。
ハイキングの途中に遭ってしまったら不運ですが、車の中なら安全なので大歓迎です。
野生の熊を観察するのは興味深いものでした。





また、デナリ国立公園にはチナ温泉のように多数のトレイルがあり、ハイキングを楽しむことができます。

曇天のため、マッキンリー(デナリ)山を見ることはできませんでしたが、この広大な自然の中に踏み込めるだけで満足しました。この夏また何回でも行きたいなあと思います。
北米大陸最高峰の6194mのマッキンリー、いつかこの目で確かめてみたいです。
早朝に見た白鳥の写真です。

SY

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