旅先からのお便り~書き方

オーロラシーズン真っ只中。
これから年末年始にかけて、チナ温泉においでになるお客様も多い事と思います。


クリスマスカードや年賀状代わりに、日本に居るご家族やご友人に、旅先からはがきを出すのも楽しいですよね!


今回は、アラスカから日本へはがき・手紙を出す場合のポイントをまとめてみました。

人気のチナ温泉オリジナルはがき

●宛名の書き方●
まず、アメリカでは、はがき上方にFROM:とかいて、送り主の宛名を先に書き、その下にTO:と書いて、受け取り主の宛名をあとに書くのがルールです。
日本とは逆ですね。


アラスカ旅行中に、はがき・手紙を出す場合、送り主の日本国内の住所を書いても、あまり意味がありません。
万一、アメリカ国内で紛失(ロスト)した場合、日本国内の住所にはどっちにしろ届かないからです。


ですので、FROM:は送り主の名前をローマ字表記で書くだけでOKです。


お名前、ご住所等は、手書きの場合、全てアルファベットの大文字でご記入ください。
小文字だと、jなのかiなのか、gなのかqなのか、書き手のくせによって、判別しづらい場合があるからです。


FROM: 送り主の名前の下に、TO:とかいたら、まず、受け取り主の名前をローマ字表記で書きます。
例)
FROM: IPPEI SUZUKI 
TO: SABURO KITAJIMA SAMA 


Mr.やMs.は、現代のアメリカでは、手紙の宛名にはほとんど使われません。
目上の方に送る場合で、「ローマ字表記で書くとなんだか呼び捨てみたいになっちゃうから、失礼にあたるかも?」とご心配であれば、ここはひとつ、日本語の「様」や「先生」等の敬称まで、ローマ字表記で書いちゃいましょう(笑)


受け取り主の名前を書いたら、次に、住所をローマ字表記で書きます。
日本国内の住所でも、アメリカの郵便局の人が読めるように、ローマ字表記で書くのが無難です。


日本の住所は、アメリカ式に、アパート等の建物名・部屋番号→番地・丁目・町村名→市→県→郵便番号→国名と、日本式とは反対に書いていきます。
例)SEIRYU APARTMENT 102 
1-2-3 YUUHI-CHO 
SHITAMACHI, TOKYO 
123-4567 JAPAN


「あれ、区って英語でWARDだっけ?町はTOWN? 市はCITY? じゃあ府は?県と同じPREFECTUREでいいの?」なんて、迷う必要はありません。
わからなければ、○○-KU(区), ××-CHO(町), △△-SHI(市), 凸凹-KEN(県)など、日本語の音をそのままローマ字表記で書いてしまえばいいのです。


自治体によって、英語での呼称がさまざまに異なっていますが、元来は、「市・区・町・村・都・道・府・県」まで含めて地名(固有名詞)ですから、日本語の音がそのまま、英語での正式な表記になって問題ないはずなのです。
北海道が英語表記でもHOKKAIDOのままであり、決してHOKKAI PREFECTUREにならないのと同じことです。
正々堂々と、日本語の音をそのままローマ字表記で書きましょう(^◇^)


JAPANは気持ち大きめに書き、目立つように下線を引きましょう。
最悪、JAPANとさえ書いておけば、あとの住所が日本語だけでも、届くことがあるそうです。
日本に到着さえすれば、あとの仕分けは日本の郵便局がやるので、どこの国へ届けるかがわかることが一番重要なんですね。


私は、いつも、受け取り主の宛名を、ローマ字と日本語の両方で併記しています。
ちょっと面倒ですが、やはり、確実に届いてほしいと思うから。
実際に、アラスカの郵便局は、ちょくちょく、送り物がロストしたり、はがきが届かなかったりします。やっぱり、日本の優秀な郵便局とは違う訳で。
アラスカでロストするのをなるべく防ぐために、ローマ字表記で宛名をはっきりと書き、
日本に着いたら、日本の郵便局がすぐに仕分けしやすいように、日本語も併記しています。


"BY AIR" や "AIR MAIL"の文言は、書いても書かなくてもいいです。私はいつも書き忘れますが、届いています。
ですが、やはり、でかでかと書いておいた方が、「あっ、海外郵便だな」とアラスカのポンコツ郵便局 (^-^; にもわかりやすくなり、届く確率が高まると思います。



●料金●
チナ温泉のフロントデスクでは、メールサービスを実施しています。
国際郵便(はがき・手紙)は、1通につき、$1.20にて、日本に郵送することが可能です。
絵はがきや、封筒付きのポストカード、そしてお手紙も、切手料金が同じなので、一律$1.20でお預かりします。


●その他●

到着には2週間ほどかかる場合がございます。
チナ温泉から一番近くの郵便局までも、冬季は車で片道約2時間かかります。
郵便局はチナ温泉まで配達に来てくれないので(遠いから)、こちらから赴いて、お客様のお手紙等を投函しにいかなくてはなりません。
日々の送迎サービス等の際に、こまめに投函しておりますが、お手紙をお預かりしてから投函までに時間がかかる場合もございます。


そこから郵便局が仕分けをして配送します。アラスカは道路交通網が発達しておらず、基本的に航空輸送が物流の主となっており、天候に非常に左右されます。
また、冬季は日照が極端に短いため、航空貨物が日中の輸送に限られます。1日の輸送量が、夏季に比べて、ガクンと減ってしまうのです。
こういったアラスカの特殊な事情から、お時間がかかる場合があること、どうかご容赦ください。
残念ながら、チナ温泉では速達や定形外郵便は承っておりません。



お急ぎの場合や、重さが3.5オンス(約100グラム)を超えるお手紙などの定形外郵便は、郵便局(USPS)へ直接お持ちください。
ノースポールに1箇所(Santa Claus Ln.)および
フェアバンクスに2箇所(ダウンタウンのBarnette St.沿いと、町西部Geist Rd.とFairbanks St.の角)にございます。

国際郵便切手のグローバルスタンプ(シールになってます)

国際郵便切手 (Global Stamps forever)は、必ず、丸いのが特徴です。
絵はがきや、封筒付きのポストカード、そしてお手紙も、このグローバルスタンプを1枚ぺたんと貼ればOK!
一方、アメリカ国内専用切手(Domestic Stamps)は、どれも四角いです。
これを知っておけば、間違えて買うこともありませんね。


残念ながらフレッドマイヤーなどのスーパーマーケットでは、グローバルスタンプは入手できません。郵便局へ行く必要があります。ご注意ください。


以上、アラスカから日本へお便りを出す際のポイントでした!
旅先から楽しいお便りを出す際の、参考になれば幸いです!

EF











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