グングン伸びるぞ、トナカイのツノ!

みなさん、トナカイ(に限らずシカ全般)のツノは毎年生え変わるのはご存知ですか?
基本的にオスだけにツノが生えていて、春~夏にかけて成長し冬になると落ちてしまいます。
シカ科の中でもトナカイのメスだけ特別でツノがあり、子育てのため雪の下にあるエサを掘り出せるように冬の間は持ちこたえ、春になると落ちるそうです。

今回はそんなトナカイ♂のツノ成長記です。

徐々に暖かくなり、雪も解け始めた4月の初め、ほとんど見逃してしまうほどの小さなツノが生えてきました。
小さすぎて全くなんの迫力もありません(笑)

4月8日

それが1ヵ月も経ったころ、ツノとはっきり分かるほどに伸びてきました。

5月3日

さらに1ヵ月後、枝分かれも始まりカーブを描くようになりました。
ここまでくると、ツノとしての存在感もバッチリですね。

6月1日
そして、また1ヵ月経った今月初め。
ついに。

7月2日

ドドーン!ときました。これぞトナカイのツノ!という感じですね。
実はこれでもまだ成長中らしく、完全に生えきると表面を覆っている柔らかい毛のような皮膚が剥がれ落ち、ツルッとしたツノに変わります。
去年はたしか8月ごろにこの皮膚が剥がれ落ちたのですが、出てきたばかりの真っ白なツノが血で真っ赤に染まっていて初めて見たときはギョッとしました。
ですがこれはツノを成長させるため皮膚の下に血液が流れているためだそうです。
ケガや病気とは全く別物のの流血なのでご安心ください。

ちなみに今年の春に生まれたトナカイベイベーのツノは7月18日現在こんな感じです。


まだまだな感じですね。
ドーン!とたくましく育つ姿を期待しましょう!

余談ですが、サンタクロースのソリをひいているのはメスのトナカイだと言われています。
なぜなら冬にツノが生えているのはメスだけだから。
サンタさんのトナカイにはいつも立派なツノが生えてますものね。


A.I



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