アラスカ旅行の必需品

夏真っ盛りのアラスカ。気温は日中は25℃程までしか上がらず、湿度も殆ど無いため過ごしやすい夏の日々。更に朝晩は長袖が必要なほど気温が下がるここチナ温泉。

わたくしは約10日間程個人的にお休みを頂き、アメリカ本土とアラスカ内を旅して来ました。

さていよいよ来月、日本からのチャーターツアーで大勢の方がここアラスカにいらっしゃいます。ツアーによってどこを周るか様々ではありますし、勿論個人でアラスカへ訪れる方もいらっしゃると思います。
今回初めてアラスカに足を運ぶ方の為に、今回自分の足でアラスカ観光をしてみてわかった『あったらいいな』と思ったものを含めてご紹介したいと思います。


★カメラのズームレンズ、又は双眼鏡
正直、チナ温泉では全く必要ありません(笑)
オーロラ鑑賞や撮影には基本的に無くても支障はございません。ただし、デナリ公園観光や氷河クルーズに訪れる予定の方は是非お持ちください!!
自身の体験をもとにお話をしますが、はっきり言って有るのと無いのとでは感動の仕方が全く違います。

デナリ公園は専用のバスに乗って山に沿った道を走っていきますが、もう本当に広大というか、言葉にできない程とてつもなく広いです。
そんな中、運が良ければ走るバスのすぐ近くでトナカイやムース、更にはグリズリーベアを見かけることができるかもしれません。ただ、実際には山の上の方や茂みの中、もしくは向かいにそびえる山肌に現れることの方が多いのです。
バスの運転手や乗客が何かを見つけるとバスは停まってくれますが、肉眼で確認できたとしても動物が白い点や茶色い点にしか見えない事も多々あります。




写真上から、ハクトウワシ、グリズリーベア、アザラシです。デジカメや携帯で撮影をしましたが写真でもこの程度です。肉眼ではよほど目が良かったとしても、点にしか見えません。

点にしか見えなかったらやはり感動しませんよね!? 更には周りで双眼鏡などを使ってしっかりと見えている方がいる中で、自分は見えないなんて悲しいですよね!?
そうならない為にも是非ともカメラのズームレンズもしくは双眼鏡をご持参ください。
両方揃えるにはかなりのお金がかかりますし、荷物にもなりますのでどちらか片方があれば充分かと思いますので、写真に興味が有るか無いかでご準備いただければと思います。
双眼鏡は出来ればグループで1台よりは1人1台ご準備いただくことをオススメします。なぜなら動物は動きますし、最初の方が発見が遅れると、次の人が探している間にバスや船が動き出してしまうかもしれないからです。

わたくしはカメラも双眼鏡も詳しくないのでどんなものを用意したら良いかお伝えすることはできませんが、今ではどちらも大型家電量販店で手に入りますので、店員の方に是非ご相談ください。その方が確実ですので。

★レインコート
当チナ温泉を含め、アラスカの観光地は主に海沿いや山間にあることが多いため、天候がとても不安定。また風も強く吹くことも多いです。チナ温泉のゴミ箱にも雨の日は壊れた傘がよく捨てられています。
防寒具にもなりますので折り畳み傘とは別にレインコートをご準備下さい。アウトドアもしくはスポーツ用品店に行けば上下セットのものが手に入ると思います。
日本では絶対に使わないから100円均一や安いもので済ませたいという方は、同じものを2つご準備いただいた方がよろしいかと思います。特に100円均一のものは脆いので、予備があったほうが良いかと思います。

★レインブーツ
基本的に舗装されていない道が多かったり、舗装されていても道がデコボコしてるのがここアラスカ。(アスファルトの下の土が凍ってしまい、それが溶けた時にデコボコになってしまうので、直しても冬が開ける度にまたデコボコになってしまうアラスカが抱えている問題でもあります)
雨が降った後でも水たまりが至るところにあります。防水加工のついている靴を持っていない方はレインブーツか加工されている靴をご準備下さい。

★サンダル
チナ温泉も含めて、日本以外の国のホテルにはスリッパは置いてありません。部屋の中でも靴で歩くのは疲れると思います。
また、雨の日はレインブーツなどの代わりにサンダルで歩くのも悪くないかもしれませんよ。

★帽子
気温が高くなくても天気が良ければ日差しはかなり強いです。日焼けを気にされる方は帽子は必需品です!!
レインコートのところでも話をしましたが、風が強いことが多いので出来れば恥ずかしいかもしれませんが、飛ばされないように紐がつているものの方がよろしいかと思います。紐付きのものがなければ、クリップで止めて飛ばされるのを防止するものなども販売されているので対策は必ず行ってください。(デナリ公園やクルーズで飛ばされても係の人は取りに行ってくれません)

★サングラス
同じく日差しが強いのであった方が良いでしょう。この国では大人も子供も関係なくサングラスをしています。恥ずかしがる必要はありませんよ!!

★カメラの説明書
過去にもこのチナ温泉日記で触れましたが、ここにはアメリカ人スタッフを含めてカメラに詳しいスタッフはおりません。シャッタースピードを落として感度も上げてというくらいの説明ならできますが、カメラの操作方法まではわかりかねます。添乗員さんもカメラ好きの方でない限りわからないはずです。

わからないままアラスカに来ても現地ではどうにもなりませんので、必ず日本にいる間に操作方法を確認してください。(オーロラ撮影は撮影の設定が必要です。設定をきちんとしないと撮影はできません)
当スタッフや添乗員さんもなかなか一人のお客様につきっきりになることはできません。また同じツアーのお客様も全員オーロラの為にアラスカに来ている方がほとんど。皆さんも必死です。使い方がわからなければ写真は撮れないという覚悟でいらっしゃらないと本当に悲しい思いをされると思います(実際に何度試しても撮影できずに写真を諦めたお客様を日本人以外の方も含め見ています)

使い方を完璧にしていても何が起こるかわからないのが機械。設定方法がわかっていても、見たことない画面や表示が出てくることもあると思います。保険のためにも必ず説明書はお持ちください。

★冬用のジャケット・ジャンパー
チャーター便でお越しの方は、いらっしゃる時期がアラスカのとても短い秋にあたるシーズンです。勿論みなさんがイメージする極寒の地アラスカとは遠くかけ離れていますが、例年この時期は例えると日本の秋から冬にかけての気候くらいになるそうです。
日本はまだまだ残暑どころか暑さ真っ只中。その気候の差で人によっては実際の気温よりも寒く感じられるかもしれません。(夏に南半球に行かれたことのある方は想像しやすいかと思います)
おそらくツアー中に上着が買える機会は無いと思いますので、スーツケースの中に1着冬用の上着をご準備下さい。基本的にはアラスカの空港に着いてバスに乗る前にスーツケースの荷物を取り出せる時間を設けてくれると思いますので、その時に取り出してバスの車内に移動させた方が安心ですね。(ただし、飛行機の遅延などで時間がない場合は空港に着いたらすぐにバスに乗らなくてはならない場合もあるかもしれません。)


これらはあくまでも個人的な意見なので、あくまでも参考にしていただければと思います。他にもガイドブックやアラスカ旅行された方のブログなどでも持ち物については書かれていると思いますので、準備万端でアラスカにお越しください。

R,I

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