オーロラ防寒対策3原則


連日、摂氏マイナス30度以下のさっむ~~~い日々が続いております。
アラスカは、晴れると放射冷却で気温がグンと下がり、
雪が降っていると、気温が高くあったかいんです。
日本の常識とは逆ですね。



摂氏マイナス30度って、どんなもんか?
・まつ毛が凍ります(上まつ毛と下まつ毛がくっつきます)
・ハナ毛も凍ります
・メガネは吐息で凍ります(見えません)
・頭も凍ります(痛い)
・スキー用手袋をしていても指先がビリビリしてきます(凍えてくる)
・立ってると足先が寒くてしびれてきます


歩いている分には、足先が凍えてくることはあまり、ありません。
しかし、じっと立っていると、てきめんに足先が凍えてきます。
例えば、バス停で、バスを5分間待っていると、足の指がしびれてきます。
むやみにバス停の周りをぐるぐる回るハメになるのです。(((((+_+))))))


晴れていれば、オーロラを見られる可能性が高まります。
しかし、最初に述べた通り、晴れている→放射冷却→ガツン!!!!!と気温が下がる・・・


満点の星空の下、オーロラを夢中で見ていると、確・実・に、足先と手先がしびれてきます。
「あ~~~やばいやばいこれは凍傷の1歩手前!?」と思うほどです。


どうすればいいか。


氷点下30度での寒さ対策としては、
1)厚底!!!!
2)外はシャカシャカ、中はもこもこ
3)頭・首・腰をカバー
が鉄則です。


1)は、なるべく厚底の靴を履き、足元からの冷気を遮断するということです。
意外と盲点なのですが、アラスカでの防寒対策でいっちばん重要なのは、ズバリ、足元!!なのです。
残念ながら、日本の厚底靴はどれも、極寒仕様には対応しておりません。
チナ温泉のアクティビティセンターでは、バニーブーツ(bunny boots)という、空気を挟んだ層が靴底になっている防寒靴を貸し出しております。


引用 https://en.wikipedia.org/wiki/Bunny_boots
料金は、1日レンタルで$15です。
アクティビティに参加される方は、アクテビティのあいだは、無料でご利用いただけます。(^○^)


2)外はシャカシャカ、中はもこもこ!
氷点下30度の冷気を遮断するには、素肌と服のあいだに、これまた、空気の層を作る必要があります。
下半身は、「表面はポリエステル&裏面が起毛」などの、ユ●クロパンツやジャージを重ね着することをお勧めします。
スキーパンツいっちょでもOKですが、重ね着をしたほうが、より暖かいです。


逆にいうと、デニム等の、「ぴっちり素肌にくっつく」ボトムスはNGです。
冷気が脚にダイレクトに伝わってしまいます。
同じ理由で、革手袋なども、すぐに指がしびれてしまいます。役には立ちません。
ご注意ください。


3)頭・首・腰をカバー!
帽子やマフラー、ネックウォーマー、フリースの巻きスカートなど、小物類が大活躍します。
とくに女性は、お尻がすっぽり覆われる、ロング丈のダウンコート等をお召しになることを強くお勧めします。
でないと、オーロラを観ながら椅子に座っていて、腰骨の芯まで凍えてしまいます!
むやみに立ったり座ったりする羽目になってしまいますよ(^-^;(実話)


これで、オーロラ鑑賞の防寒対策はバッチリですね!
皆様、よいお年をお迎えください!


EF








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