災い転じて白頭ワシ!

先日フェアバンクスから少し離れてアンカレッジまで旅行に行ってきました。目的はアラスカ鉄道に乗ることと、氷河ツアー。
旅行の間中ずっとお天気に恵まれアラスカ鉄道からも素晴らしい眺めを楽しむことができました。

が、しかし!氷河ツアーの前日にツアーが3時間遅れると連絡がありなんとなくイやな予感。。。
何かあったのかなとぁと思いながらもとりあえずツアーの出発場所へ日本人らしく10分前集合。

すると案の定ツアースタッフから悪い知らせが。なんと予定していたボートが前日から海の上で動かなくなり、今もまだ氷河の間で立ち往々しているとのこと。もちろんツアーはキャンセル。
寒さに備えたモコモコの防寒具も、ラッコやアザラシなど海の生き物をいっぱい見ようと準備していた双眼鏡も、大荷物全部がムダになってしまいました。重いのに(;;)

ただここで間髪いれずツアースタッフから別のツアーのご案内。落ち込んでいても仕方ないのでとりあえず聞いていると、「ワイルドアニマル、ワイルドアニマル!」と気になるキーワードをキャッチ!

よく聞いてみるとアンカレッジから少し離れた野生動物の保護施設へのツアーとのこと。
おっと、ここはアンカレッジのガイド本を読んでいてかなり興味を引かれたところの一つ!ただタクシーで行くには遠すぎるし、免許もないのでレンタカーでも行けないし、、と諦めたところ!
このタイミングでこのおあつらえ向きなツアーの提案。もちろん行きます!


~~ここでこの施設について少し~~
正式名称はAlaska Wildlife Conservation Center(アラスカ野生動物保護センター)。
アンカレッジからスワードハイウェイを1時間ほど南に下ったターナゲン湾にあります。
ここにいる動物たちはみな元々は野生で暮らしていましたが、ケガをしたり親とはぐれたり、ときには人間に撃たれるなどして、自力で野生に戻れなくなってしまいここで保護されています。
野生動物は一度人間の手で飼育されたり保護されてしまうと野生への適応能力を失ってしまうため、たとえケガが治っても野生へ戻されることはありません。


正直最初は動物園みたいなものかななんて思ったりもしたのですが、一応フェンスで区切られているものの敷地はかなり広大で大自然に囲まれているため、動物たちはかなり野生に近い環境で生活できているようです。
クマ、オオカミ、バイソン、ジャコウウシ、エルク(トナカイの仲間)などなどなかなか見る機会のない動物たちが雄大な自然の中にいる姿は大迫力です。

そしてここで私にとって最高にうれしい出来ことが!なんと本物の野生の白頭ワシが現れたのです。しかも3羽も!
ガイドさんによるとたまに飛んでくることはあるらしいですがこんなにも近くでビュンビュン飛び回っているのは珍しいとのこと。

今までキャンプをしたときや、アラスカ鉄道に乗ったときも見ることはできたのですが、遠すぎて写真にはほんの小さな米粒のようにしか写りませんでした。
それがこんなにもハッキリと間近に捉えることができました!


 
 
悠然と飛ぶ姿まで!両翼を広げると2メートルはあるそうです。

 
 
つがいでしょうか。2羽一緒に。



鳴き声までもキャッチ!ずいぶんハイピッチなんですね。
  

まだまだ写真はたくさんあるのですが、だいぶ長くなってしまいましたので(笑) 保護センターの動物たちについてはまた日を改めてご覧いただきたいと思います。

A.I

 

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