カメラでオーロラを深夜3時まで撮影できたのは、翌日が休みだったからです。
お昼まで寝て、温泉に入って、今日はモニュメントクリークをお散歩します。
モニュメントクリークというトレイルは、その名の通り小川の周囲を回るものです。
このトレイルに初めて足を踏み入れた時、私はスノーモービルのツアーに参加していました。
スノーモービルガイドの一人、ディラン。アラスカのジュノー出身で、おおらかで優しい方。 |
それでも、目に入ってきたのは、エメラルドグリーンの氷の楽園。私は、この景色を見るためにこの危険を冒したのかと錯覚するかのような夢心地を体験しました。
しかし、その時点で木に一度衝突していたのでそこで一度立ち止まって景色を眺めようというアイデアが浮かびませんでした。ただただこれ以上の大事に至らないように真面目に運転してました。
その日から、私はモニュメントクリークをハイキングすることに憧れを抱き始め、ついにそれが実現する時が来たのです。
こちら、トレイルの入り口付近、小川に沿って進みます。
さらさらと流れる川の音色に癒されながら、どんどんどんどん歩いて行きます。
あたり一面真っ白で何もない道を踏みしめて行きます。
んん?何か遠くから、穏やかでない音がやってきます。
どうやら近づいてくるようです。
スノーモービルのツアーです。
危険なので雪まみれになってもトレイルの脇に逃げて一旦停止しましょう。
私は身を守ることに必死で、せっかくのシャッターチャンスを逃したことに
少し後悔をしていました。
しかし今日の目的はエメラルドグリーンの氷の楽園。
それを見るまでは気を抜けません。
歩くこと約30分...
やっと辿り着きました、氷の楽園。
あれ?エメラルドグリーンじゃないかも?
太陽の当たり方によって色も違って見えるようです。
午後3時過ぎで日が傾きかけているので、少しオレンジがかって見えます。
あ、やっぱり、誰か氷の上に乗っかって滑ったんだな。雪を踏んだ跡が氷の方に向かって付いていました。
氷の上に乗っかりたい。
でもそれは神聖な雰囲気が漂う氷で、踏み入れていい領域なのかわからなく、
躊躇してしまいました。
この氷と雪が全て解けたらどんな景色が見えるんだろう、と想像を膨らませながら
じっくり立ち止まっていました。
すると、またあの穏やかでない物音がしてきました。
そうです、
スノーモービルです。
またやってきました。今度こそ写真に収めるぞと撮る気満々で構えていたらここで止まってくれました。
ツアーのお客さんが、氷の上で一休みをされています。いいですね。
私も氷の上にお邪魔させてもらうことにしました。
氷の中に枝が入っていました。 |
氷の上の雪が結晶になっていました。 |
いってらっしゃーい。
スノーモービルが過ぎ去ると、また辺りは静けさを取り戻しました。
あっという間に夕暮れ時。
夕暮れの氷も綺麗だなあ。
モニュメントクリークでは可愛い景色をたくさん見つけることができます。
もこもこしている雪や、
小さな木々と、ぼこぼこした雪。
変わりゆく季節とともに、この景色がどのように変化するのか
とても楽しみです。
SY
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